家の和食はシンプルでいい

#レシピ・栄養

 
家の和食はシンプルでいい

 

大庭 英子 (著)

定価 1,540円 (税込)

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学研プラス

2021/4/1

 

おすすめ情報

 

家庭の和食はごはんに合う毎日のおかず。難しいことは何もなく、材料も作り方もとてもシンプル。食材2つの煮ものや炒めもの、照り焼きのバリエ、野菜ひとつの副菜やだしなしでもおいしいみそ汁など、今夜からすぐに役立つレシピ集。

 

 

この本の内容

 

■和食は難しそう? いえいえ、家庭の和食は難しく考えないで、簡単にシンプルに作ればいいんです。
和食というと、なぜか難しく考えて身構えてしまいがちです。でも、ちょっと待ってください。家で食べる食事は、もともとが「和食」だったのでは? 白いご飯がベースにあって、それによく合うおかずと考えれば、難しいものではないはずです。家庭の和食はお料理屋さんの料理とは別のもの。もっと手軽に気楽に作ればいい、という提案です。

■だしはなくていい。食材も2つでいい。和食のハードルをぐっと下げました。
本書が提案するシンプルな和食を具体的にいうと、
●たんぱく質や食材のうまみを生かせば、だしはなくてもいい。
●食材はあれこれそろえなくても2つでいい。そうすれば買い物も下ごしらえもラク。
●揚げものはフライパンで少ない油でいい。これなら後片付けも簡単。
●焼きものはフライパンで照り焼きとグリル焼きでいい。
●副菜は野菜ひとつあればいい。
●乾物も一度にもどしてしまえばいい。
例えば「肉じゃが」も、じゃがいもと牛肉の2食材で十分。大きく切ったじゃがいもに、牛肉のうまみが絡まって、それぞれの味わいが際立ちます。炒めものも、2食材だと炒め加減が見極めやすく、シャキッと仕上がります。だしが必須と思われがちな煮ものやみそ汁も、たんぱく質のうまみをプラスして、素材そのものから出るうまみの力も借りれば、滋味深い味わいになります。
毎日食べたく作りたくなるシンプル和食。今晩は何を作りましょうか。

 

 

和食を少し難しくしているのは、「だし」かもしれません。けれども、著者は「だしは必ずしも必要ではない」といいます。たんぱく質の力を借りて、炒めてからさっと煮る煮ものは、素材の持ち味がしっかりと味わえて、実においしい。これなら毎日でも作りたいと思えます。
大庭英子先生は料理業界人から絶大な信頼と人気を得ている、料理研究家歴40年の大ベテラン。道具も調味料も少数精鋭、身近な材料でちゃんとおいしいレシピは、さすがです。