おべんとう作り20年以上の著者が、
第7回料理レシピ本大賞【料理部門】準大賞受賞!
■15年間弁当を作り続けた結論! 「お弁当はワンパターンでいい」。
お弁当作りで大事なことって何でしょうか?
お弁当が必要になる理由は人さまざまです。外食だと健康が心配、家計の節約、学校でお弁当と決められているから、etc. しかし、どのお弁当にも共通するのは、「たった1回の特別な食事」ではなく、「毎日続くごはん」である、ということ。
料理研究家の藤井恵さんは2人の娘さんのために、15年間お弁当を作り続ける中で、作る人が毎日ストレスなく作れ、食べる人もおいしく楽しめるお弁当を試行錯誤し続けたといいます。そしてたどり着いた結論が、「お弁当作りをパターン化すること」でした。
■使うのは卵焼き器ひとつ。おかずは3品で使う食材も3つでOK!
「お弁当作りのパターン化」とはどういうことかというと
●おかずは3品です
1肉や魚介の主菜 2ゆで野菜をあえた副菜 3卵焼き の3品と決めてしまう。それぞれのおかずに使う材料もひとつずつです。
●作る道具は卵焼き器ひとつ
卵焼き器でも、お弁当に使う程度の野菜をゆでたり、肉や魚介を焼いたり炒めたりできます。もちろん卵焼きがきれいに焼けます。普通のフライパンより小さいので温まりやすく、調理の時短になり、なんといっても後片付けがラク!
●毎回同じ順番で作ります
1まずは副菜の野菜をゆでる ⇒ 2卵焼き器が温まっているので、すぐに卵焼きを作る ⇒ 3卵焼きを焼いてもほとんど汚れないので、続けて主菜を作る。
手順をプロセスカットで丁寧に解説しながら、まずは5日間分のお弁当を紹介。慣れてきたら、好きなおかずに挑戦! ということで、主菜41品、あえるだけの野菜の副菜40品、卵焼きのバリエ18品を掲載。主菜には、副菜、卵焼きの組合せ例を提案しているので、迷ったときの参考になります。このほか、寝坊したときの炒めるだけのっけ弁当や、ちょこっとした作り置きのおかずも紹介。
「これなら私でもできそう! 」「お弁当を作りたい! 」見ていると、そんな気分になってくる1冊です。
これを朝起きて顔を洗って歯を磨く、といった「日課」のように作り続けていると、お弁当作りがだんだんと身についてくるのです。
●著者・藤井恵さんより
2人の娘のために15年ほどお弁当を作ってきましたが、実はお弁当作りが苦痛で仕方ありませんでした。
最小限の道具、材料、調味料、時間で、いかに気が重くならずにお弁当作りができるのか。
ワンパターンでいいと割り切り、卵焼き器で作る方法にたどり着いたら、大らかな気持ちでお弁当が作れるようになりました。
お弁当作りが苦手な方も、もっと気楽に考えて、家庭の味を伝えていただければ嬉しく思います。
まずはお湯をわかして副菜の野菜をゆでます。
粗熱が取れたら、調味料であえます。
1..野菜をゆでる
2.卵焼きを作る
3.主菜を作る
出来上がり!
豚ロースの照り煮+魚肉ソーセージ入り卵焼き+いんげんのごま和え |
合いびきミートボールの甘辛煮+かにかま入り卵焼き+キャベツのラー油和え |
合いびきの焼肉風べた焼き+キムチ入り卵焼き+小松菜のラー油和え |
豚こまの焼肉風+あおさ入り卵焼き+にんじんナムル |
鶏もも肉のマヨ焼き+じゃこ入り卵焼き+キャベツのウスターおかか和え |
むきえびのチリソース+ザーサイ入り卵焼き+オクラののりの佃煮和え |
この撮影がきっかけで、お弁当生活を始めました! 撮影中、卵焼き器だけでお弁当を作る様子をくり返しくり返し見ていたら、「これなら私でも作れるかも! 」、とすっかりその気に。早速卵焼き器とわっぱの弁当箱を購入してしまいました。
一番いいのは、おかずに悩む必要がないこと。3品とすでに決まっているうえに、主菜は肉か魚介を塩、こしょうで焼くだけも大丈夫。冷蔵庫の野菜をゆでて、調味料であえれば副菜は完成。あとは卵焼きなので、あれこれ考えずとも、作れてしまうのです。しかも後片づけも楽ちん。
はじめてお弁当作りを始める人も、毎日のお弁当に頭を悩ませている人も、「これなら続けられる」、そう思える1冊です。
使うのは卵焼き器ひとつ!おかずは3品、おもな食材も3つだけ!