テレビ朝日系「おかずのクッキング」でもおなじみ、家庭料理研究家・土井善晴先生が厳選した現代の家庭料理100品。土井先生ならではの理論で、絶対においしく作れるレシピ、ムダを省いた作りやすいレシピです。家族みんなが笑顔になる、大好きな味ばかり!
土井先生の作り続けたい家庭料理が100品。毎日役立つ日常の暮らしに役立つお料理ばかりです。
<土井先生からのコメント>
この本には、いわゆる時短料理、手抜き料理はありません。
だからといって、手が込んだものもありません。
私たちの日常の暮らしに役立つお料理がおいしくなるようにと記しました。
料理の本は道具だと思っています。しっかり使い込んでいただければうれしく思います。土井善晴
<にくじゃが>
野菜の水分だけで、ほくほくしたおいもの魅力を生かし、甘辛味をしっかりとつけることです。
水分を入れずに少量のお酒だけで、蒸し煮にして火を通します。
味の濃くついたところと、ついていないところのメリハリがアクセントとなっておいしいのです。
均一にしあげようとおもわなくてよいのです。土井善晴
<鯛の昆布蒸し>
鮮度のよい鯛の切り身から、シンプルにおいしさを引き出すことです。
鯛はきれいな切り身を選んで、水分をきちんとふき取り、雑味が出るのを防ぎます。
塩をしてから昆布にのせて、フライパンで蒸し煮にします。土井善晴
<おかずオムレツ>
具のおいしさと卵がなじむようにします。
じゃがいもを先に炒めて火を通りやすくして、たまねぎ、ひき肉を入れて焼き色をつけていためます。土井善晴
<茶碗蒸し>
口当たりよく蒸し上がった卵といっしょに食べる一つ一つの具が、おいしく感じられるようにすることです。
それぞれの具は下ゆでなどの丁寧な下ごしらえと、茶碗に入れてから、具に塩を軽くすることで、旨味が引き出されます。土井善晴
<ぶり煮物>
できれば、ぶりの切り身は肉厚に切って、焼き色をつけ、ごく弱火で火を通す。
火が通ればふたをとってしっかりとたれを煮詰めます。
たれは焦がすと苦くなるのでご注意を。土井善晴
<海老チリ>
海老は殻ごと食べられるように仕上げて、ソースの味をはっきりとさせることです。
油でしっかり両面を焼けば、香ばしさが増して、殻ごとでも食べられます。
老酒を使うことで風味が強くなりますが、しっかりと焼いた海老の旨味とともにソースの味を深めます。土井善晴
<鶏のから揚げ>
ジューシーで、カラッと、しかもきちんと火を通すことです。
冷たい油に鶏肉を入れてから、火をつけて加熱します。
低温からゆっくりと温度を上げると、じわりと火が通り、中はジューシーに、外側は色づくとともにカラリと揚がります。
この本には、いわゆる時短料理、手抜き料理はありません。
だからといって、手が込んだものもありません。私たちの日常の暮らしに役立つお料理がおいしくなるようにと記しました。
料理の本は道具だと思っています。しっかり使い込んでいただければうれしく思います。
土井善晴
「肉じゃが」 |
「鯛の昆布蒸し」 |
「茶碗蒸し」 |
「鶏のから揚げ」 |
野菜の水分だけで、ほくほくしたおいもの魅力を生かし、甘辛味をしっかりとつけることです。水分を入れずに少量のお酒だけで、蒸し煮にして火を通します。味の濃くついたところと、ついていないところのメリハリがアクセントとなっておいしいのです。均一にしあげようとおもわなくてよいのです。 | 鮮度のよい鯛の切り身から、シンプルにおいしさを引き出すことです。鯛はきれいな切り身を選んで、水分をきちんとふき取り、雑味が出るのを防ぎます。塩をしてから昆布にのせて、フライパンで蒸し煮にします。 | 口当たりよく蒸し上がった卵といっしょに食べる一つ一つの具が、おいしく感じられるようにすることです。それぞれの具は下ゆでなどの丁寧な下ごしらえと、茶碗に入れてから、具に塩を軽くすることで、旨味が引き出されます。 | ジューシーで、カラッと、しかもきちんと火を通すことです。冷たい油に鶏肉を入れてから、火をつけて加熱します。低温からゆっくりと温度を上げると、じわりと火が通り、中はジューシーに、外側は色づくとともにカラリと揚がります。 |
土井先生に教えてほしい、おいしい決定版レシピを100品掲載。