腎臓病の人のための健康レシピ本。栄養価の数値は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に完全対応。最新のCKD(慢性腎臓病)診療ガイドライン、日本人の食事摂取基準などに準拠し、腎機能を守る食事療法の基本をわかりやすく解説する。
腎臓病の人、腎機能が低下している人のための健康レシピ本です。たんぱく質指示量に応じて、材料の分量を3段階から選べるので、計算いらずでラクラク続けられます。
●マネするだけで計算いらずだから、かんたん!
バラエティ豊かな150レシピのなかから、主菜、副菜、汁もの、デザートを選んで組み合わせるだけで、腎機能を守る健康的な献立が完成します。どの組み合わせを選んでも、塩分量は1献立2g前後。主菜と主食のレシピは、1日のたんぱく質指示量が60gの場合、50gの場合、35gの場合の3段階に分けて材料の分量を表示しているので計算いらず。さらに、そのままマネするだけでOKの献立例も30パターン紹介しています。
●調理や盛りつけの工夫がいっぱいだから、低たんぱくでも食べごたえあり!
腎臓病の食事療法では、たんぱく質やカリウム、塩分などの摂取を調整する必要があります。たんぱく質を制限すると、肉や魚が少なくなってエネルギーが不足しがちに。また、減塩に慣れないと、味気なく感じられて挫折につながることも。そこで、本書では、食材の選び方や切り方の工夫で食べごたえをアップするコツや、食材そのもののうまみを生かし、もの足りなさを感じさせない調理のアイデアを紹介しています。塩分控えめでも、酸味や辛みをきかせたレシピで、おいしく続けられます。
●最新データに完全対応だから、安心!
レシピの栄養価は、日本標準食品成分表(八訂)に完全対応。最新のデータに基づいた正しい情報をお届けします。腎臓内科学を専門とする順天堂大学名誉教授・富野康日己氏の監修で、腎臓病の基礎知識や食事療法の基本もわかりやすく解説しています。
腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、多少はたらきが低下しても、ほとんど症状が現れません。しかし、そのままほうっておくと、腎臓の機能が完全に失われ、透析療法や腎移植が必要となることも。また、動脈硬化が促進されるため、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすリスクも高まります。
本書では、腎機能を守る食事療法の基本をわかりやすく解説。めんどうな栄養計算不要のかんたんレシピ150品&マネするだけでOKの30献立例を紹介しています。おいしさはそのままに、たんぱく質やカリウムを上手にコントロールして、腎臓をいたわるテクニックが満載です。