ボウルで和えて仕上げる調理は野菜がたくさん食べられて、たんぱく質をプラスすればボリューム満点でおかずになる。食材のアレンジがしやすく、調理の失敗も少ないので料理が苦手な人にもおすすめと、いいことずくめ。毎日のおかずからごちそうまで紹介。
■「ボウルで仕上げるレシピ」ってどんな料理?
「ボウルで仕上げるレシピ」の主役は、下ごしらえをしたたっぷりの野菜。そこにゆでたり焼いたりして火を通した肉や魚介をプラス。ボウルに調味料を混ぜ合わせて、野菜と肉や魚介を加えて、あえれば完成です。
いわゆるサラダとも、和風のあえものともちょっと違う、主菜にもボリュームのある副菜もなるおかずです。
■野菜はもちろん、肉や魚介もぐっとおいしくなる
「ボウルで仕上げるレシピ」には、炒めたり煮たりする調理法にはないおいしさや、いいところがたくさんあります。
1肉や魚介が一緒なのでうまみがアップして、野菜がたくさん食べられる。逆に、肉や魚介は、野菜があることで食べやすくなる。
2食材や調味料の入れ替えがしやすいので、バリエーションを楽しめる。
★登場するたれやドレッシングは一覧表にしているので、自分の好みでぜひいろいろアレンジができます。
3調理途中で味付けをすると、焦って失敗することも。でも「ボウルで仕上げるレシピ」なら、食材を別々に下ごしらえしてから調味するので、失敗なく作れる。
4揚げたての鶏肉にやわらかい葉野菜を合わせたり、カリカリのナッツをアクセントにしたりと、ひと皿の中にさまざまな温度や食感を盛り込める。
毎日のおかずにも、おつまみにも、ちょっとしたおもてなしにも使えるレシピをたくさん紹介しています。他にはないおいしさを、ぜひ試してみてください。
例えば、豚しゃぶとゆでたもやしの組合せ。シンプルにポン酢であえてもいい。洋風にするなら、フレンチドレッシングでもいけそう。棒棒鶏風のごまだれもいいし、ナンプラー味でエスニックもおいしそうだ。食材に目を向ければ、豚しゃぶの変わりに蒸し鶏でもいいし、もやしの他にはゆでた青菜でもいい。「ボウルで仕上げるレシピ」だと、こんなに簡単にバリエーションを増やすことができます。本書に掲載したのはほんの一例。一度作ったら、次からは自分なりにどんどんアレンジして、楽しんで欲しいです。